レポート
vol.3
2022.12.26

復活の兆しを見せる京都のインバウンド情勢
回復はもうすぐそこ!?

2022年10月11日の外国人の新規入国規制緩和を受け、 徐々に復活しつつあるインバウンド業界。
11月には紅葉シーズンを迎え、ニュースでも嵐山や清水寺といった 観光地の賑わう様子が取り上げられるなど、特に京都の方は インバウンドの回復の兆しを感じ始めているのではないでしょうか。

私個人の感想としても、最近京都の街中でも 外国人観光客を見かける機会が増えてきたなと感じています。
また、京都の飲食店に行った際には「最近外国人のお客さんが増えて来たよ」という話を お店の方から聞いたりと、身の回りでもインバウンドの復活を 感じ始めている方が増えてきているなと実感しています。

そんな状況の中、インバウンド業界に関わる企業の方が気になるのは、 「今後どれくらいの速度で回復していくのか」という 将来の展望ではないでしょうか。
そこで、この記事では、現在インバウンドはどの程度まで 回復してきているのか、そして、これからどれくらいのスピードで 回復して行きそうなのかについて、 Sharing Kyotoのターゲットである欧米豪の地域からの 渡航情報に注目しながら、データを元に推測していきたいと思います。

国の方針について

まずは、議論の前提となる国のインバウンド政策の方針を見てみましょう。
最新の交通政策審議会観光分科会(第43回)(2023年11月7日(月)に開催)では、 改めて「大阪・関西万博が開催される2025年に、 コロナ前の状況(2019年水準)に回復させることを基本とする。」ことを前提に、 議論がなされています。
2025年にV字回復を目指すという目標を定めつつも、 最近では、円安のメリットも活かし、前倒しの達成を目指して 集中的に取り組む方針についての検討が盛んに行われています。

2025年と聞くと、まだまだ時間がかかるなと感じる方もいるかもしれませんが、 これは決して遠い先の話ではありません。
例えば、インバウンドの年間消費で考えると、 2025年には5兆円を目標に掲げているのですが、 2021年の年間消費は1,208億円しかありませんでした。
つまり、この先3年間で現在の4100倍へと一気に復活を目指していることになります。

今年の10月の入国制限緩和を皮切りに、 これから勢いよくインバウンド政策が推し進められていくでしょう。



国際線の復活

外国人の入国制限緩和に続き、沢山の訪日外国人を 受け入れる為の交通手段も回復してきています。
上の図は、今秋に国土交通省が発表した、 2022年冬季の国際線の就航状況をまとめたものです。
(数字は1週間あたりの便数を示しています。)
今年の夏期スケジュールと比較すると、 中国を除く多くの国の航空会社の便数が大幅に増加しており、 外国企業の便数の全体では約2倍に増えていることがわかります。

国・地域別にみると、アメリカが17%、 ヨーロッパでは38%の増加を記録しており、その内、 純粋な旅客機だけを抜き出すと、アメリカが64便から125.5便、 ヨーロッパが29.5便から47便へと、約2倍に増えており、 観光需要の高まりが感じられます。
(便数の数では、韓国>東南アジア>台湾>アメリカ>香港の順で多い)

また、国際航空運送協会(IATA)は、 世界全体の国際航空旅客数が2023年には83%(2019年比)まで 回復するという予測を立てており、来年の夏期スケジュールでは、 さらなる増加が期待できそうです。



京都の宿泊来場者数

国の方針、国際線の就航状況と、日本のインバウンドの状況は見えてきましたが、 京都へはどれくらいの訪日外国人が訪れているのでしょうか。
京都市観光協会によると、2023年10月の外国人延べ宿泊数は 84,907泊となり、前月(9月)の19,025泊から 346.3%増となったと発表しています。
また、外国人比率もコロナ禍で最も高い13.7%に上昇しており、 地域別では、アメリカが最も高く25.9%となっています。
前述の国際線の定期便数も考慮すると、 アメリカの訪日観光熱はかなり高いと言えそうです。

2019年同月比では73.7%減となりましたが、 渡航制限解除が11日からであったこと、 国際線の便数が減っている事を考慮すると、 復活の兆しを感じられる前向きな結果と言えるのではないでしょうか。
また、続く11月は、月初から入国が緩和された月でもあり、 紅葉のシーズンであるため、さらに大幅な増加が見込めそうです。

Sharing Kyotoの状況

最後に、私たちSharing Kyotoのサイトの状況を簡単にご紹介します。
これまでコロナ禍で低迷していたサイトのアクセス数も爆発的に増加し、 10月には前月比270%、さらに11月では前月比約140%を記録しました。
12月でも引き続き上昇傾向にあり、海外からの京都観光熱をひしひしと感じています。

また、Sharing Kyotoユーザーからの問い合わせの件数も増えています。
問い合わせ内容は様々で、旅程プランの相談や飲食店への予約代行の依頼、 ツアーの企画やアテンド依頼など、 Sharing Kyotoのコンシェルジュへの依頼が増えてきています。
11月には、コンシェルジュサービスを通して、ユーザーに旅程を提案し 、実際にアテンドするという機会もありました。
※アテンドサービスの模様については、こちらの記事をご確認ください。
インバウンド復活!祇園の本格割烹へのアテンドレポート
京都の訪日観光メディアを運営する身としても、 サイトの状況やユーザーからの声から、 日に日に復活していきていると感じています。

インバウンド対策はSharing Kyotoへ!

結論、インバウンド復活はもうすぐそこまで来ています!
(私見としては、来年春の桜のシーズンにはかなりの数が戻ってきそうだと思っています。)

これから急速に回復していく可能性が高いので、 来るべき完全復活の日に向けて、 今からインバウンド対策を始めておいた方が良いのではないでしょうか。

着々と準備を進め、コロナ禍で京都観光を 我慢し続けていた訪日外国人が来た際に 「京都に来て本当によかった!」と思っていただけるような 環境が整えていられたらいいですね。

そして、この記事を読んで「外国人向けにプロモーションを考えたい」 「外国人向けのサイトやツールを作りたい」 「インバウンド対策を始めたいけれども、 何から手を付けたらいいか分からない」とお思いの方は、 ぜひお気軽にお問い合わせページからご連絡ください!

訪日外国人の方に京都をもっと好きになってもらうために、 私たちSharing Kyotoが何か皆さまのお困りごとを 解決するお手伝いが出来れば幸いです。

コロナ禍を乗り越え、 これからの京都のインバウンドを一緒になって盛り上げていきましょう。