明治5年から続く京都の伝統ある舞台「都をどり」に行ってきました!
こんにちは!株式会社Sharing Kyotoのディレクターの大井です。
今回は、京都の祇園で毎年4月に開催されている「都をどり」を観に行ってきたので、その模様と私が感じたことをお伝えします!
都をどりって?
「都をどり」を知らない方もいると思うので、まずは簡単に「都をどり」についてご説明します!
「都をどり」とは、毎年4月1日~4月30日の1か月間にわたって開催されている祇園甲部の舞踊講演のことで、普段はお座敷などでしか観られない芸妓さん・舞妓さんを、劇場形式で間近で楽しむことができます。
1872年に初演を行ってから、今回の2024年春の公演で通算150回目となる歴史ある催しです。
生まれて初めての「都をどり」
私自身、生まれてはじめて「都をどり」を観に行ったのですが、初めての体験の連続でとてもワクワクしました。
公演が始まる前にお茶席に案内され、そこで舞妓さんがお点前を披露してくれます。
美味しいお茶とお菓子をいただけるのですが、なんとお菓子が載っているお皿は記念品として持ち帰り可能。
「都をどり」に行ったことがある方にとっては常識なのだそうですが、私は初めての経験だったので、周りの人たちがお皿を鞄にしまい込む様子を見て、驚いてしまいました。
他にも、これまでの舞台で使われた衣装や協賛のお店からの展示など、舞台が始まる前からいろいろ楽しめるコンテンツがたくさん用意されていました。
いよいよ開演!
舞台の幕が上がると、三味線や唄、太鼓の生演奏とともに、華やかな衣装を纏った数十名の芸妓さん・舞妓さんの舞が始まります。
今年の演題は『都をどり百五十回源氏物語舞扇』で、8つの部からなる約1時間の舞台です。
この舞台は四季を表現しており、春から翌年の春まで場面転換をしながら演じられますが、幕を一度も下ろすことなく進行します。
個人的には、そういった舞台の場面転換の素早さや正確さ、息がぴったり合った生演奏など、舞以外にも注目して楽しむことができました。
とても充実した1時間で、あっという間に感じました!
自分の目で確かめることの大切さ
最後に、私が「都をどり」を実際に見て感じたことを少しだけお話します!
社会人になってから、自分の目で確かめることの重要性をより一層感じています。
そのため、私は今年の目標として、毎月何かしらのライブイベントに行くことを決めました。
インターネットで何でも見ることができる時代だからこそ、実際に足を運び、リアルで体験することの重要性は高まっているように思います。
実際にその場に行かないと、舞台に立つ人々がかける想いや熱量、観客との一体感は味わえません。
だからこそ、今回私は「都をどり」を観に行ったのですが、訪れて本当に良かったと思います!
「都をどり」は4月30日まで開催中です。皆さんもぜひご自身の目で「都をどり」をご堪能ください!
音楽と散歩と水色が好きです。