京都のインバウンド市場の今!2024年のインバウンド市場のレポート
2024年のインバウンド市場
出展:日本政府観光局(JNTO)
今回の記事では、2024年のインバウンド市場についてお伝えします。
日本政府観光局(JINTO)が発表した2024年の訪日外客者数は3686万9900人で、これまで過去最高だった2019年を約500万人上回り、過去最高を更新しました。
出展:観光庁
また、観光庁が発表した2024年訪日外国人消費額は8兆1395億円で、こちらも2019年比で69.1%増加となっており、過去最高を更新しています。コロナ禍が明け、円安も重なったこともあり、訪日外国人1人当たりの旅行支出も22万7000円と大幅に増加しています。
国・地域別の訪日外国人旅行消費額のシェアは、コロナ禍前と同様に、中国がトップとなっています。2019年比でみると、アメリカの消費額が179.5%増、カナダが163.1%増、イタリアが152.4%増、オーストラリアが131.0%増というように、欧米豪市場の消費額の伸びが見られました。
出展:日本政府観光局(JNTO)
国・地域別の訪日外客数を見ると、最も多かったのが韓国で、中国、台湾、アメリカ、香港と続いています。中国以外は過去最多であった2019年比を大きく上回っており、上位国の中では中国の回復が遅れています。こちらも、ビザ緩和政策などによって、回復のスピードは速まると予想されています。
京都のインバウンド市場
出展:京都市観光協会データ月報 日本政府観光局(JNTO)
2024年は、客室稼働率の全体の水準は2019年を下回ったものの、外国人比率が60%を越える月が8か月あり、外国人需要は好調であることが分かります。
2025年はいよいよ大阪・関西万博が開催されますが、観光消費額で京都は1,300億円を超えるといわれており、大阪・関西万博の影響を最も受けると予測されています。(株式会社JTB総合研究所 藤田・立正大学 大井、共同調査)
JTBによると、2025年の訪日外国人旅行者数は4,020万人に達する見込みとなっており、京都にも過去最高人数となる外国人が訪れることが予想されます。
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